新社屋建設レポートその1
地鎮祭(2026年3月11日)から約2カ月。豊橋市佐藤5丁目に建設中の新社屋は、順調に工事が進んでいます。現在は、建物の土台となる基礎工事の真っ最中です。三河設備工業でも、自社で対応可能な工事を進めています。


新社屋は新幹線の線路の近くにあるため、構造には鉄筋コンクリート造を採用し、揺れに強い設計となっています。その分、工期は長く、完成までに1年以上を要する予定です。施工は、鉄筋を組み、型枠で囲った内部にコンクリートを流し込んで固める工程を、各階ごとに繰り返していきます。ゼリーの液体を型に入れ、固まるのを待つような作業です。新社屋は4階建てのため工程も多く、時間を要しますが、南海トラフ地震の発生が懸念される地域において、耐震性の確保は非常に重要です。

建物を支える重要な基礎工事の一つである「杭工事」には、約3週間を要しました。最長で14メートルの杭を打ち込むため、現場には大型の杭打機が搬入され、迫力ある作業が行われました。現場の一角には、事前調査で採取された土質標本も運び込まれています。瓶に収められた標本は、深さ1メートルごとの土を示したもので、実際の工事でも同じ地層が確認できているかを照合するために活用されています。

水廻りの配管やトイレなどの衛生設備、空調機器に関する工事は、三河設備工業が担当します。4月24日に行われたのは、基礎に設置する配管スリーブの「墨出し」作業です。これは、物件班の現場監督が職人に対して「この辺りに配管が通ります」「高さはこのくらいです」といった情報を伝えるため、コンクリート上に線や寸法を書き込む作業です。当日は直前まで雨が降っていたため、迅速に作業が進められました。最後にミントグリーンのスプレーで印を付けて完了します。墨出し作業は、後工程を円滑に進めるための重要な準備であり、建物完成までに何度も実施されます。
